まあやんの 徒然なる日々

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# 「『子弟愛』を育んだものは」 【再送】

JUGEMテーマ:趣味・日常生活

 

 

 

 「師弟愛」を育んだものは

 

 


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 きょうは今から300年も前に時間の針を戻してみましょう。

 

 

 時は元禄時代、5代将軍綱吉のころ。町人文化の花開いた頃です。

 

 

 当時の茶道界に山田宗徧という茶人がおりました。
 


 宗徧さんは京都上京に生まれ、初め小堀遠州に茶を学んだ後、千
 利休の孫の宗旦に18歳の時入門して、後年皆伝を受けています。
 綺麗寂びといわれる遠州のお茶と利休伝来の侘び茶とを学んだこ
 とになります。その後吉田藩(現在の愛知県豊橋市)主、小笠原家
 に茶頭として仕官し、40年以上その地で過ごします。元禄10年、
 71歳でその職を辞した後、江戸本所に居を構え宗徧流を興した
 そうです。

 

 さて。

 ある日のこと、この宗徧さんの許に脇屋新兵衛という上方風の商
 人が入門させてほしいと訪れます。おそらく眉目秀麗ですっきり
 とした第一印象の青年ではなかったかと思われます。こうなると、
 まあやんの妄想の世界になりますが。

 

 

 おそらく稽古には熱心に取り組み、物覚えも早く師匠の教えをど
 んどん自分のものにしていったことでしょう。これに対して、宗
 徧さんは入門当時から稽古熱心な姿に教える者の喜びを感じる一
 方、この青年の所作や醸し出す空気の中に武士独特の何かを感じ
 取ったのではないでしょうか。青年は話の端々に趣味人であるこ
 とを漂わせます。俳諧で活躍をし、師匠との話題にも事欠かなく
 師弟の間に交わされるものが大きくなっていったことでしょう。

 

 ただ、師匠の頭を離れなかったのが、青年の柔らかな物腰の間に
 ふと感じる何か。時として遠くを見るような眼差しに宗匠が気づ
 かなかったはずがありません。

 

 あの赤穂浪士が江戸で吉良上野介を討とうと時機を狙っていると、
 巷で耳に入った話を師匠は家人が話しているのを聞いて何か気に
 なります。

 

 当時、なかなか討ち入りの時機をつかめず経済的にも精神的にも
 疲弊する浪士たちでしたが、必死に吉良邸の動向を探り吉良上野
 介が息子のいる上杉邸に身を移すという話を聞き焦っていた頃で
 す。

 

 宗徧さんは同じ宗旦さんの門人で、京都時代から親交のあった上
 野介から出稽古をしてほしいと頼またか、あるいは茶会に招かれ、
 吉良邸に出入りし内部の様子を知ることのできる数少ない人間だ
 ったようです。

 

 そんな中で宗徧さんは青年の素性を知って行ったのではないでし
 ょうか。しかし、あくまでも道場では師と弟子の関係です。稽古
 は厳しく続けられたことでしょう。

 

 ある時、上野介から茶事の相談を受けたことでしょう。時は師走、
 「歳暮の茶事」で客を招きたいと。そして当日の采配は宗徧さん
 に任せると。

 

 予定が変わり、14日に催すことになります。それから間もなく、
 気が置けない弟子にいつもと変わりなく手前の稽古をつけている
 ちょっとした時に何気に「14日に吉良様が茶会をすることにな
 りましてな、準備に大童ですわ」と漏らしたとしましょう。それ
 を青年が聞きもらすことはなかったのです。

 

 さて、ご存知のように当日は雪が降る日。風情はありますが、客
 を迎える側は普段より準備にはたまた進行に大変だったと考えら
 れます。

 

 この日は旧暦の師走14日ですから、今の暦では立春近くになり
 ます。歳暮ではありますが、暦の上で春が感じられる、あるいは
 春の魁といった気分だったでしょう。「夜咄」で行われたのでし
 ょうか。もしそうであれば、夕方4時半ころに客が集まって、2
 刻およそ4時間ぐらいの会になります。お呼ばれの客は茶室に入
 り、亭主と挨拶を交わした後、初炭(しょずみ)から始まって懐
 石(料理)で酒も出されます。

 

 食事を終え、1度茶室から中立(なかだち)といって外に出ます
 が、ほろ酔い加減の顔に外気が当たると気分は最高です。

 

 鳴り物の知らせに従って再度躙り(にじり)口から席入りをして、
 濃茶、薄茶となります。

 

 この日、花入れは利休居士伝来の「桂籠」。名物で利休さんが桂
 川に遊んだ時に漁師が腰に提げていた籠を譲り受けて愛玩したと
 いわれているものです。ざっくりと編んだ籠でとても侘びたもの
 ですが、当日この花入れに亭主は何を入れたのでしょう。時節柄
 白玉などの椿でしょうか、それとも早咲きの白梅だったのでしょ
 うか、会記がわからないので、不明ですが。この桂籠、討ち入り
 後浪士が仇討ちを果たし、泉岳寺に向かう際に、上野介の首の代
 わりに布に巻かれ槍先に吊るされたと言われて、その傷が残って
 いるとか。現在、神戸市にある香雪美術館に収蔵されているそう
 です。

 

 現在の午前3時から4時にかけて討ち入りが決行されたそうで、
 夜咄で休むのが遅くなって、寝込みを浪士に襲われ、あっけなく
 最期を上野介は迎えたようです。

 

 おそらく宗徧さんの手引きがなければ、この日の討ち入りは成功
 しなかったでしょう。しかしながら、吉良邸で水屋番をしながら
 采配を振るっていた宗徧さんの心中はいかばかりだったでしょう
 か。おそらく趣味人であった青年脇屋新兵衛、いやいや大高源吾
 に対して師匠として刻々と迫るその時を思いながら、寂しい視線
 を漂わせていたのではないでしょうか。何しろ青年たちが本懐を
 遂げるということは、青年にとって死を意味するものだったでし
 ょうし、宗徧さんにとっては大切な弟子を失うにほかならなかっ
 たのですから。

 

 すでに太平の御世であった元禄時代に自己を捨てて死地に赴く青
 年に、あれもこれも伝えたいと思ったのではないでしょうか。お
 そらく茶の宗匠として、死なせたくなかった門人だったように思
 われます。大高源吾、享年32歳。

 

  まるでその場にいて、すべてを見てきたかのように書いています
 が、あくまでも想像の産物だとお考えください。

 

 大体が当日宗徧さんが水屋におられたかどうか分かりません。正

 客を務めておられたかも知れません。

 

 

 茶道史が専門の方からすれば、「怒りを通り越して笑うしかない

 よ」、かもしれません。そこで、河原書店発行の『日本の茶家』

 (井口海仙、久田宗也、中村昌生編)の中の「宗徧流」の項を開け

 てみました。

 すると。

 首尾を達した大高源吾は、そのまま吉良邸内茶室に宗徧さんを訪
 ね、そこで事情を打ち明けたのだそうです。この時、宗匠から床
 にあった桂籠を渡され、槍先に貫いて行くことを勧められたとい
 うのが真実です。

 

 なお、源吾の「人きればわれも死なねばなりませぬ」という銘の
 自作共筒の茶杓が現存していると宗徧流先代(第10代)宗囲家元は
 書いておられます。

 

 やはり、妄想は妄想ですね(苦笑)。

  

 それはそれとして。

 

 師匠として弟子にできること。考えさせられてしまいます。青年
 大高源吾は師匠の限りない愛をすべてで受け入れ感謝したことで
 しょう。

   

 平和な時代に生きる私たちはもっと先人たちのことを知り、日本
 文化にふれてもよいのではないでしょうか。

 

     
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      香雪美術館のホームページは

 

 

     http://www.kosetsu-museum.or.jp/

 

 

      
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# 「襟裳岬で」
JUGEMテーマ:北海道



   
   https://twitter.com/exportpilew/status/704487933391187968




  また上の画像をご覧いただきたい。


  画像を見て、まあやんは思わずツイートしてしまった。




  風が強そうですねえ。


  襟裳岬にも1度行ってみたいです。


  襟裳の春はいつですか? 




  と。



  頭の中は森進一の「襟裳岬」が完全に流れていた。




  襟裳岬





               岡本おさみ作詞
               吉田拓郎作曲





  北の街ではもう 悲しみを暖炉で
  燃やしはじめてるらしい
  理由(わけ)のわからないことで 悩んでいるうちに
  老いぼれてしまうから 黙りとおした歳月(としつき)を
  拾い集めて 暖めあおう
  襟裳の春は 何もない春です

  君は二杯目だよね コーヒーカップに
  角砂糖 ひとつだったね
  捨てて来てしまった わずらわしさだけを
  くるくるかきまわして 通りすぎた夏の匂い
  想い出して 懐かしいね
  襟裳の春は 何もない春です



         (以下略)



  
https://www.youtube.com/watch?v=OJa2JGPPpCU



      吉田拓郎、谷村新司の歌で







 
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# 「うるう年のきょう」
JUGEMテーマ:趣味・日常生活



  きょうは2月29日、4年に一度の「うるうの日」。


  なんだか盲腸みたいだけど大切な日のようにも思える。


  考えれば、偶然にも(?)オリンピック開催の年。


  誕生日が4年に1回しか訪れない知人はこの日を殊更
  に愛しいという。


  親はいじめを気にして翌日の3月1日を出生届の日に
  したというが。


  そのどちらの分かる気がする。


  特別な日だから。


  誕生日、せいぜいはっちゃけてくれと伝えた。




 
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# 「『風のガーデン』というドラマがありました」
JUGEMテーマ:趣味・日常生活


 
  
 
     『風のガーデン』というドラマがありました
 
 
 
 
 
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   今年はなんでしょう。
 
      沖縄はとうに梅雨が明けたというのに。
 
   諦めが悪い天気とでもいうのでしょうか。ぐずぐずというの
   か、いつも傘を持って出ないと降られるんじゃないかしらっ
   て思わされる日々ですよね。きょうは大丈夫そうだからとい
   って、楽を決め込んで傘を持たずに出かけると。
 
   思いもかけずものの見事に帰りに降られましてね。「クソッ
   」なんて思っても後の祭りですよね。
 
   そういえば、日本で梅雨がないのが北海道ですね。なんて羨
   ましいんだろうって思うんですよね。このじとじとが身体の
   リズムを狂わすんじゃないでしょうか。そうすると1日じっ
   と寝込まないといけなくてですね、会社の上の方から嫌な顔
   をされるのは決まってます。
 
   そうか、北海道に行っちゃえばいいのか。
 
   と、思い立つのは簡単でございまして。
 
   北海道といえば、です。
 
   もう随分と前のことになりますが、『風のガーデン』という
   番組が放送されていました。
   
   あの『北の国から』を世に送り出した倉本聰さんの最後のテ
   レビドラマというものじゃなかったでしょうか。舞台はやっ
   ぱり富良野でした。
 
   詳しくは下記の『風のガーデン』基本情報をごらんください。
 
   それにしましても、キャストがよかったですね。テレビ出演
   が最後になった緒方拳さんの落ち着いた渋い演技、その中に
   不器用な親の温かさを感じましたね。
 
   主人公は中井貴一さんでした。本当に演技がうまいですよね。
   のるまんじいは息子役の神木隆之介くんのピアノと中井さん
   のチェロでの「乙女の祈り」合奏の場面でもうジーンときち
   ゃいました。お2人とも随分稽古したそうですね。
 
   神木君が難しいに違いないだろう役の演技をやっていますよ
   ね。
 
   やっぱり彼はうまいですよね。
 
   いよいよ最期のときが近づいた中井さんと神木君が別れるシ
   ーンがよかったですね。抑えても容赦なく突き上げてくる嗚
   咽を隠すだけで精一杯でした(苦笑)。
 
   その直前に発作を起こした岳役の神木くんを追いかけて、後
   ろから抱きしめて発作を治めていくシーンもよかったですね。
   父だと名乗れない男の悲哀というのでしょうか、それでも親
   の温かさがじんわりと確実に岳に伝わっていく、そればかり
   か何かが岳に残せたという瞬間だったでしょうか。
 
   それを岳が受け止めたのを神木くんが表情だけで表している。
   台詞ではない表情の演技がとってもいいんですよ。
 
   目が離せないというか、一瞬でも見逃してはいけないといか
   そんな感じでした。
 
   黒木メイサさん演じる娘さんが、父親が見たいといった花嫁
   衣裳姿で偽装結婚式を挙げる場面をのるまんじいは見逃して
   います。
 
   手を引いてバージンロードを歩きたいという願いをかなえよ
   うとするんでした。富良野プリンスホテルにある「風のガー
   デン」が舞台になるようです。
 
   時間がある方はぜひご覧になってくださいね。You-Tubeで見
   られます。
 
   ところでです。
 
   のるまんじいが、このドラマが好きなのは、映像がとっても
   きれいなことです。舞台が富良野ですから、風景が美しいの
   は決まっ ています。それでも、アングルも普段のドラマは
   見られないものですよね。光がきれいですよね。
 
   それにもまして、
  
   「風のガーデン」という題名のとおり、「風」の表現方法が
   とってもいいですね。何種類もある「風」を撮っていますね。
   正直、参っちゃいます。直接、表現できない「風」をカーテ
   ンの揺らぎや森の木々のそよぎ、庭の草花のゆれ、はたまた
   人の鬢のほつれ、それぞれに違う風の吹き方を撮っているん
   ですね。
 
   このドラマのカメラマンさん「かっこいいなあ」と思っちゃ
   いました。
      
   ただ、視聴率はあまりよくなかったようですね。派手さがな
   いからでしょうか。でも、そんなことばかり考えちゃいけな
   いでしょ。このドラマをいいというのは共感できる年齢にの
   るまんしいが今あるからなのでしょうか。もっとたくさんの
   方に見てほしい作品です。
 
   6月は、そしてそれにつづく7月初旬は、北海道は野の草花
   が咲き誇る1年でも1番美しい頃だそうです。網走近くの原
   生花園はいいそうですね。
 
   このぐずぐずした雨続きの毎日をうまくやり過ごしましょう。
 
   もう少しですよ。我慢も。
 
   そうすると、くそ暑い真夏か。それでも、梅雨より身体は楽
   になると思いますから。
 
   では、ごきげんよう。 
 
 
 
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     風のガーデン基本情報は
 
 
 
 
     
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/garden/
 
 
 
 
 
    『風のガーデン』第1回です。
 
 
 
     https://www.youtube.com/watch?v=AKhp1fU5xO8
 
 
 
     
 
     風のガーデン施設情報は
 
 
 
     http://www.princehotels.co.jp/furano-area/summer/garden/
 
 
   
 
     北海道ガーデン街道です
 
 
 
     http://www.hokkaido-garden.jp/garden02.shtml
        
 
 
   
   ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
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# 「カントリーウェスタン騒動記」なんちゃって
JUGEMテーマ:趣味・日常生活


 
 
 
   
   
   「カントリーウェスタン騒動記」なんちゃって
 
 
 
 
                                  
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   あれは、もうかれこれ8年も前のことになります。それでも
   その時のことは些かも色あせずに心に残っています。
 
   そこで、今回は恥じらいもなくここに再録させていただくこ
   とにしました。      
 
 
   日曜日の晩方に久しぶりに山手線に乗って都内に出かけてき
   ました。お出かけするのっていうのはなんて心がうきうきす
   るのでしょうね。
 
   何をしにうろうろしてきてかといいますと、なんと、ほんと
   になんと、「カントリーウェスタンのライブ」の中にどっぷ
   りと身を浸してきたのであります。
 
   どちらかというと平生は「和」の雰囲気の中で生きているよ
   うなのるまんじいですから違和感を持たれるのは当然かも知
   れませんね。
 
   今回は連れ合いの知人から「よろしければ、聴きにきてみな
   い?」なんて優しくお声をかけていただいたものだから、「
   それではおことばに甘えて」なんて気軽に何も考えずに返事
   をしてしまったのでした。
 
   さて。
 
   気軽に「よろしく」なんて返事をしたのはよかったものの日
   が近づいたある日。
 
   連れ合いから「ところで、何を着ていくの?」と訊ねられて
   頭の上に「???」と?がいっぱいになったのでありました。
   相手に発した「???」のサインにどうやら訊ねた方が全て
   を察したらしくさすがに呆れたのでありました。
 
   なにしろ普段着なんてそんなに持ち合わせのないのるまんじ
   いですから、おっと勘違いしないでくださいね。間違っても
   仕事人間でもないですからね。将来、濡れ落ち葉なんて風に
   はなりたくないですもん。
 
   さてさて、そんな訳で呆れ返った張本人に「どうしよう?」
   と改めて相談するのるまんじいでしたが、「カントリーなん
   だからさ、ジーパンと、それにあうシャツぐらいはねえ」と
   返されてしまったのです。
 
   ねえってあなた……、ちょっと待ってよ。ジーパン?ジーパ
   ン……ねえ。
 
   考えてみりゃそうですよね。なんかイメージからすればジー
   ンズ穿いたカウボーイたちがテンガロンハットなんてえのを
   粋にかぶっていますよね。もう、この段階ですっかりおじけ
   づくのでありました。
 
   「何ゆえ?」と思われましょうね。もう何年も(何十年もだ
   ったかな……)前に、ジーンズショップに出かけたときに「
   このサイズを求められる時は事前に連絡してくれないと用意
   できないんですからね」などと店員の口から発せられた心な
   い一言にいたく傷ついたのでありました。
 
   要は「デブ」なのです。「デブ」にはジーパンなんか似合わ
   ねえってえのということなのでした。もちろんそれ用の、は
   ありますがね。
 
   それからです。ジーンズから遠のいたのは。それが今回とど
   のつまりそういうことになっちゃいましたから、ほんとにこ
   わごわ、もちろんその昔行ったその店ではありませんでした
   が、ほんとにこわごわ足を運んだのでありました。
 
   結果は……。ありましたよ。のるまんじにも足が通るジーン
   ズが。股上が短いですし、心配してましたが、後ろ姿のライ
   ンも大丈夫なものが。いやあ、ほっとしましたよ。シャツも
   ありましたし。なもんで、今回の「カントリーウェスタン」
   もこれでもう終わったも同然のようだったのであります。は
   い。
 
   それにしてもジーンズを実に格好よく穿きこなしている人を
   見かけますと羨ましくなるのであります。
 
   さて。
 
   そんな身によく馴染まない姿格好で行ってきたのですが、こ
   のライブ主催者の語るところではその8日の日がキリスト教
   で言うところの復活の主日にあたる日だったそうで、それに
   因んで行ったそうです。
 
   それにしても会場に入ってまあびっくり。この場に居合わせ
   たのはなんと右を見ても左を見ても年のちょっと離れた「お
   にいさん」・「おねえさん」要するに「じじい」「ばばあ」
   ばっかりなのです。メンバーの自己紹介のとき、ある方は「
   特別養護老人ホームへようこそ」なんてご自分たちのことを
   紹介して笑いを取っていらっしゃいましたが。
   
   なんかすっかりうれしくなっちゃったのです。のるまんじい
   は日ごろ自分のことを歳だ、年だと自虐的に口にしているの
   ですが、この会場の中の一観客として身を置いたなら、もう
   洟垂れ小僧であるに違いないのでした。
 
   最高82歳の「おにいさん」をはじめとして60、70歳代
   の方ばっかり。その方たちが男女を問わずテンガロンハット
   をかぶり、ジーンズを格好よく穿いているのです!演奏が始
   まって曲が流れ出せば、会場はすっかりウェスタンののり。
 
   先ほどのじじい、はばあがバンドで演奏し、そして英語で歌
   うのであります。次から次へと曲は変わり歌い手も交代する
   のであります。
 
   興に乗るとダンスも始まるのでありました。このダンスのス
   テップは何通りもあって難しいのだともこの日聞かされたの
   であります。
 
   プロのシンガーの方も登場されのどを披露されたりという場
   面もありました。さすがに喉の鍛え方もそれは違って聴かせ
   てくれました。よかったですよ。
 
   いかんせん今回、初めての経験でありましてほとんど曲は知
   りませんで、残念ではありましたが、「ジャンバラヤ」「カ
   ントリーロード」「テネシーワルツ」「谷間のともしび」な
   んぞはさすがにわかったのでした。そうそう菅原洋一さんが
   歌ってヒットした「知りたくないの」も登場しました。思わ
   ず口ずさんじゃったりのりのりでした。
 
   アップテンポだったり、明るい曲には思わず手拍子がついた
   り、身体でリズムを取ったりとすっかり楽しんでいたのるま
   んじいであります。それに当たり前ですが、生の演奏ですか
   ら、スチールギターに酔い、ドラムからの振動に心が踊り、
   はたまたひさしぶりで聴くハーモニカの音色は郷愁を誘うに
   十分でありました。
 
   食いしんぼうののるまんじいゆえ、一言言わせていただけば
   もうちょっとメニューが豊富だったらな、とぶつぶつ。お隣
   では2杯目のジャックダニエルを楽しんでいるご婦人が。あ
   れってバーボンですよね。聞けば今回お誘いくださった方だ
   そうで。バーボンだなんてウェスタンしてるなあって。お似
   合いの雰囲気ですよね。
 
   それに対して、ジンジャーエールやコーラのおっさんじゃね。
   クシュン!
 
   さて、この催しに参加させていただいてのるまんじいが感心
   したことを正直に言わせていただくことにしましょう。
 
   やはりシニア世代がめっちゃ元気だということ。共通の趣味
   を持った仲間たちがいて時間を共にするということ、これは
   大きな意味を持っていると思います。
 
   きょうのライブの中心メンバーたちはある大学のサークルの
   OBたちなのだそうですが、ほんとうに活き活きとしている
   んです。そしてこのOBたちの縁続きの人たち。またその知
   人たちと輪が広がっていっているようでした。その末席をの
   るまんじいが汚させていただいたことになります。こういう
   加齢の仕方をするのは素晴らしいと思ったものであります。
 
   現在、団塊の世代の定年後のあり方がとやかく言われていま
   すが、ともかく有意義に人生を送っていただきたいし行きた
   いと思うのです。
   
   そして、健康であってほしいですし、ありたい。何しろ、病
   院の病床数がとんでもなく今後減少するのですよね。となれ
   ば、恐ろしいことですが、そうやすやすと病気にもなってい
   られないということであります。自分の身は自分で守れとお
   上は言いたいのかも知れませんもの。
 
   なんかたくさんのことを学ばせていただいた日になりました。
   「今度は夏ね」のひとことに「ええ」なんて返事をしてよか
   ったのか、悪かったのかそのうちのるまんじいは気づくので
   しょうね。
 
 
 
 
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   カントリー・ウェスタン ライブバー 
 
 
 
 
               ウェスタン バンジョー
 
 
 
 
 
    
http://www.western-banjo.com/
 
 
 
 
 
 
 
   カントリーウェスタン名曲
 
 
 
   
https://www.youtube.com/watch?v=WO4wcNVbYOQ&list=PL86DE963C1D4E1FC6
 
 
    
 
 
 
  ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
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# 「さくらだけが花にあらずして」
JUGEMテーマ:趣味・日常生活


 
 
   
   
   さくらだけが花にあらずして
 
 
 
                                  
    =================================================================
 
 
   
 
 
 
   どうしてさくらの花が満開を迎えた頃になって冷たい雨が降
   るのだろうと溜め息混じりに恨めしく空を見上げる方もいら
   っしゃるのではないでしょうか。   
   
   けれども、この雨の中を花びらを惜しげもなく散らしていく
   さくらのなんと風情にあふれたこと。そしてまた、散った花
   びらのうち敷いた姿の美しさは、樹上にあるときとは違った
   風情で色濃くしっとりとしてこれまたひとしお美しいもので
   すね。
 
   その美しさを語って舌の根の乾かないうちから、のるまんじ
   いはこんなことを言いたいのです。
 
 
   さくらも花、されど……    
 
 
   と。
 
   どういうわけかさくらの花ばかりに目が行ってしまうのがあ
   まりにもったいなくて、みなさんにちょっと足を止めて見て
   いただきたい花がたくさんあって……、きょうはその中で菜
   の花とまいりましょう。
 
   風景写真の世界では、ほんとうによく素材として菜の花が使
   われています。
 
   開聞岳を背に菜の花畑を映した春を感じさせるもの。遠くに
   霊峰不二を、それと対照的に近景には湖と菜畑を配置したそ
   んな写真。あるいはいちめんのなのはなばたけを。といった
   ようによく見るのですが、「菜の花が咲いたぞー、花見に行
   こうよ」なんて人びとの口に上らないことがのるまんじいに
   はちょっとばかり不満なのでありました。
 
   まずは、あの愛らしい姿を見てください。人間には到底作る
   ことのできない奥深いきいろの美しさ、形(なり)の神秘さ。
   いつ見ても「ああ、きれいだなあ」と感心してしまいます。
   そして茎から出る葉。ほんのわずかな空間に健気に咲くすが
   たも捨て難いものです。
 
   菜の花は昔の人たちには今よりずっと愛されたことでしょう
   ね。身近な小学生たちに聞いてみても、菜の花から油を採る
   ことすらあまり知らないようです。「菜の花」と「菜種」が
   すんなりと結びつかないようです。
 
   いえいえ「菜の花」と「菜花」さえ危のうございます。
 
   油を採ったとしても何に使うのかもあやふやなようです。お
   となたちがもっと伝えていかなくてはいけないと思います。
   「菜種油」を食用として使っている家庭も少ないでしょうか
   ね。使わないのはもったないですよね。
 
   これでは新美南吉の『ごんぎつね』の一場面、ごんが菜種が
   らに火をつけて悪戯するところもそのおもしろさが分からな
   いですね。
 
   この菜の花の原稿を書いていていると頭に見渡す限りの菜の
   花畑がふっと浮かんできました。
 
   そうです。
 
   山村暮鳥の『いちめんのなのはな』が顔を出してくるのです。
 
   この詩が意外と前に書かれているのを知って驚きました。19
   14年といいますから大正4年に出版した『聖三稜玻璃(せい
   さんりょうはり)』と題する詩集に収められています。
 
   今でも瑞々しく色褪せることのない感動をわれわれに与えて
   くれます。
 
 
 
         
            風景
 
                        純銀もざいく
 
 
 
         いちめんのなのはな
         いちめんのなのはな
         いちめんのなのはな
         いちめんのなのはな
         いちめんのなのはな
         いちめんのなのはな
         いちめんのなのはな
         かすかなるむぎぶえ
         いちめんのなのはな
            
         いちめんのなのはな
         いちめんのなのはな
         いちめんのなのはな
         いちめんのなのはな
         いちめんのなのはな
         いちめんのなのはな
         いちめんのなのはな
         ひばりのおしやべり
         いちめんのなのはな
 
         いちめんのなのはな
         いちめんのなのはな
         いちめんのなのはな
         いちめんのなのはな
         いちめんのなのはな
         いちめんのなのはな
         いちめんのなのはな
         やめるはひるのつき
         いちめんのなのはな。
 
 
 
   なんと絵画的なそして印象的な詩なのでしょうか。ひらがな
   の持つやわらかさを存分に生かして、いちめんに咲き誇る菜
   の花とその広がりを描き出していますね。しかしながら作者
   の暮鳥は視覚だけではなく聴覚にも働くことを要求していま
   す。いいえ、触覚にだって「お働きよ」と囁きかけています。
 
   のんびりとした晩春から初夏にかけての昼下がり爽やかなそ
   れでいて物憂い風が頬をなでていきます。
 
   この詩、ひとつ新しい発見がありました。そうなのです。最
   後の行にだけ句点がついているのです。いやあ、気がつきま
   せんでした。この点1つにこめた暮鳥の意味は大きいように
   思われますね。
   
      長閑な日をうつらうつらと楽しんでいるとさすがのお日さま
   もやがて西に傾き始めていきます。ふと何気に後ろを振り返
   るとそこには早くも月がかかっているという与謝蕪村のあの
   世界と同じ姿が展開していることにお気づきになることでし
   ょう。
 
 
 
 
        菜の花や 月は東に 日は西に
 
 
   蕪村はこの雄大な風景を三重県の伊勢中川の地で詠んだと何
   かの本で読んだ記憶があったのですが、今回調べてみると大
   阪府の西摂地方で詠んだ一句だとありました。どちらかとい
   えば後者の方に広がりを感じるのですが、確定はできていま
   せん。ご存知の方がおられましたらお教えください。
 
   やがて日は落ち辺りは暮れていきます。夕餉に向かうことに
   しましょう。菜の花はここでも大活躍です。お浸しにして結
   構。煮物でも美味しいものです。今風でしたらパスタに入れ
   てもよし。本当に季節を感じる一品になります。ほろ苦さに
   大人の味を感じますね。
 
   鷺沢萠(めぐむ)さんの1冊に『ケナリも花、サクラも花』
   がありますが、本歌取りをさせていただいて
 
   「サクラも花、菜の花も花……」とまいりましょうか。
 
 
 
 
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   『おうい雲よ ゆうゆうと 馬鹿に 
 
 
 
 
               のんきさうぢやないか」
 
 
 
 
              (山村 暮鳥/詩
               島田 光雄/画
 
                     童話屋/刊)
 
 
 
    
 
     
http://normanjii.jugem.jp/?eid=180
 
 
 
 
 
 
    生誕三百年 同い年の天才絵師 若冲と蕪村  展
 
 
 
           於 サントリー美術館
 
 
 
           2015年3月18日―5月10日
 
 
 
    
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibit/2015_2/index.html
 
 
    
 
 
 
  ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
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# 「碌山美術館との出会い あれこれ」
JUGEMテーマ:趣味・日常生活


 
   
   
   碌山美術館との出会い あれこれ
 
 
 
 
                                  
    =================================================================
 
 
   
 
  
   先日書かせていたたきましたが、石森延男氏の『ふしぎなカ
   ーニバル』がご縁で、碌山美術館を知ることができたのは今
   を遡ること数十年前のるまんじいが中学校3年生のときとは
   前述の通りです。
 
   この後同じ図書室に置かれていた臼井吉見氏の『安曇野』の
   題名の美しさと装丁のそれに感じ読みたいと思いました。残
   念ながら今に至るまで手に取ること数度ではありますが。
 
   おそらくではありますが、「マンボウ」派だったのるまんじ
   いですから
「どくとるマンボウ青春記」(中央公論社/刊)
   に登場する北杜夫氏の母校旧制松本高校(現在の信州大学)
   にある種の強い憧れがあり、またそのバックに控えていた信
   濃路そのものへのそれも重なっていったのだろうと思われま
   す。
 
   高1の夏。
 
   その真っ只中に溌剌としたのるまんじいはあったのです。
 
   高校の移動教室で乗鞍岳や上高地を初めて訪れ、山の美しさ
   の虜になったのでした。このとき、上高地を徳本(とくごう)
   峠越えして再び訪れたいと思ったのもおそらく北杜夫氏の影
   響でしょう。
 
   足腰の動くうちにこの思いは達成したいと思いますが。初心
   者には厳しいとありますね。
 
   この移動教室がその後の信濃路への思いをさらに強くしたの
   は言うまでもありません。
 
   この年の夏以降、日に日に憧れが募っていき、荻原碌山のこ
   とが知りたくなって、訪ねてみたくて仕方ありませんでした。
   しかし、中学生のこととてなかなか夢は叶うわけもなかった
   のです。
 
   日は過ぎ、季節は狩人の『あずさ2号』の歌い出しではあり
   ませんが、春まだ浅い信濃路、ちょうど3月も終わろうとし
   ていた頃チャンスが到来しました。
 
   春休みに長野県のJR篠ノ井線の沿線の麻績(おみ)村に住
   む友を訪ねることになったのです。
 
   「麻績」――美しい地名ですね。そして難読地名でもありま
   すが。現在、旧麻績駅は聖高原駅とその名前を変えています
   が、“テッちゃん”とすると聊か残念な気持ちがします。
 
   この時に、そのついでと言ってはなんですが、松本から大糸
   線を少しばかり入った穂高駅近くにある美術館に立ち寄ろう
   と計画をした訳です。
 
   生まれて初めてのひとり旅でした。
 
   「遠くへ行きたい」や月刊誌「旅」に影響を受けていた頃の
   ことです。
 
 
 
 
       遠くへ行きたい        永  六輔詞
                      中村 八大曲
 
 
 
 
 
      知らない街を歩いてみたい
      どこか遠くへ行きたい
      知らない海をながめていたい
      どこか遠くへ行きたい
 
      遠い街 遠い海
      夢はるか ひとり旅
 
 
 
             (以下略)
 
 
 
 
 
   ドジさ加減は生まれつきのもののようで。
 
   やっとこさ手に入れた急行「アルプス」の指定券でありまし
   たが、どこをどうとち狂ったか八王子駅発のその時刻にはど
   うあっても間に合わなかったのです。意気揚々と家を出て来
   たからどの面下げて戻る訳にもいかず、いきなりのスケジュ
   ール変更の旅とあいなったのでした。
 
   「あずさ」の立ち席特急券ならあるとのことでしたが、根が
   卑しい、ここは1つのんびりと普通列車で行くもよしと嘘ぶ
   いて、車中の客のひとりになったのでした。
 
   急がぬ客もそうはいないと見えてまばららしく、ぬくとい車
   中は時間さえ気にしなければ、どうってことありませんでし
   た。まあ、そのおかげで松本までの遠かったこと遠かったこ
   と。
 
   それでもこの手段を選んだのは。
 
   もうちょっと若かった頃、父の友人たちの中に入って、松本
   の近郊の欠の湯(がけのゆ;一般的には崖の湯というらしい
   です)へ行ったことがあったのがそう決断させた一因だった
   かも知れません。何せまで中央道もない道をえっちらおっち
   らのドライブ旅でしたから。
 
   “ひとり旅”の冒険心に時間の流れも加勢してくれたのでし
   ょう。
 
   大糸線では、生まれて初めて自動ではない客車の扉の存在に
   大感激。そんな自分で開けるなんて、と新鮮でした。
 
   車窓の向こうには常念岳を始めとするいまだ雪を頂いた北ア
   ルプスの峰々の雄姿に飽きることなく、気がつけば穂高駅で
   した。
 
   歩くこと数分。
 
   清冽な大気の中、碌山美術館はその佇まいを見せていました。
   教会の尖塔を思わせるような建物。その向こうには先ほどの
   山々の連なりが見えます。想像を越えた美しさです。夏にな
   れば蔦がからむ建物もまだ、色の存在を感じさせないまるで 
   水墨の世界のようでした。
  
   館内は見学者も少なかったのではないでしょうか。「女」「
   坑夫」を始めとした彫刻に見入ったのでした。また本名守衛
   (もりえ)という作者の油絵も新鮮でした。
 
   陳腐な表現ですが、大感激のひとことでした。おそらくこの
   旅の前半のメインになったでしょう。
 
   その後も季節を変え、またパートナーを異にしてて何度か訪
   ねたものです。その都度、美術館は優しく我々をいつも迎え
   てくれました。
 
   国宝松本城。民芸松本家具。山菜天ぷら。馬刺し。蕎麦。洋
   食。
 
   時によって変えた訪れた先に対して、碌山美術館は不動の場
   所でした。
 
   このときをきっかけにのるまんじいは旅に出るという楽しさ
   に味をしめたのでした。
 
 
   旅は異空間、そして異次元の存在のような気がするのです。
   いつの間にか“非日常”の世界に我々を誘ってくれます。で
   あるならわたしたちは心を思う存分解き放って、この“非日
   常”に身を委ねてみるのもよいのではないでしょうか。
 
 
 
 
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   碌山美術館は
 
 
 
   
http://www.rokuzan.jp/
 
 
 
 
 
 
  『遠くへ行きたい』
 
 
 
              ダ・カーポで
 
 
 
 
    
https://www.youtube.com/watch?v=gPyoHdMvUXU
 
   
   
 
 
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# 「自称OB会」
JUGEMテーマ:趣味・日常生活


 
 
   
   
   自称OB会
 
 
 
                                  
    =================================================================
 
 
   
 
    
   あれは1月も前のことだったでしょうか。
 
   昔一緒に仕事をしていた方から突然電話が入ったのは。
 
   その方からの電話というのは、きまって「唐突に」でしたか
   ら別段驚きもしませんが、会社を辞めてしまうと愛想がなく
   なるというか疎遠になる方が多い中で、未だに心配りをして
   くださる1人です。
 
   のるまんじいも沢山のことを教わって今でも尊敬している方
   です。
 
   それで、その電話の内容ですが…。
 
   当時の仕事仲間が集まって、自称「OB会」をやろうとのこ
   とでした。
 
   といっても当日のメンバーの中の最年長の方の快気祝いと故
   郷(くに)に帰るという旧友の送別会を兼ねてだそうです。京
   成線立石駅改札口で集合ね、と。
 
   人生には迂路もあれば悪路もあり、この仲間たちは、のるま
   んじいをはじめとして、いずれもその会社に今は身を置いて
   いなく、酸いも甘いもかみ分けた人間たちです。
 
   のるまんじいとしては、まず声をかけてもらったことがうれ
   しくて。また会っておかないとという直感が働いて。有り難
   いことに当日は休みで空いていたので出席の旨を即答しまし
   た。
 
   久しぶりに再会するのが幾分気恥ずかしくもありましたが。
 
   約束の日が昨日の8日。
 
   傘が要るかもという空模様の中、のそのそと出かけてきまし
   た。
 
   京成線に用になるのは、成田空港を使うときだけで、浅草橋
   から都営三田線経由という手段は初体験でした。知らない間
   に路線は繋がっているんですね。
 
   自称「プチ鉄ちゃん」としては、興味津々でした。
 
   でも、今回のようにお呼びがかからないと「立石」には行く
   機会がなかったかも知れません。「立石」駅の駅舎は一見の
   価値ありだと思いますよ。
 
   な、何と遅刻をやらかしてしまったのるまんじいですが、待
   っていてくれた懐かしい顔を見て、最初に思ったこと。
 
   自分のことはさておいて、みんな相応に年を取ったなあと。
   おそらくみなが各自そう思ったことでしょうね。
 
   “歳月は人を待たず”とは本来別の意味で使うのでしょうが
   、あまりにもぴったりで。
 
   会の中身の詳細をここに記すのは如何なものかと思いますの
   で、略しますが久しぶりに「気が置けない」仲間たちとの宴
   席で語らいが多かったことは間違いがありません。
 
   各々の近況報告と住所交換をして。この世代になると意外に
   住所が変わっているものなのですね。
 
   切実な気持ちになりました。
 
   一度お開きになって、席を移して二次会へと梯子をする者、
   後ろ髪をひかれながらもそのまま帰路につくものと分かれる
   のは世の常。
 
   次はいつまた会えるだろうかと口々に別れたのでした。
 
   若いうちに言い合う「またね」とはいささか重みが違ったよ
   うに思います。
 
   3月は卒業シーズン。新たな旅立ちのとき。
 
   われわれもまた何かから旅立ったのでしょうか。
 
   身にしみてそんなことを思いました。
 
   では、みなさま。
 
   ごきげんよう。
 
 
 
 
   ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
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| comments(0) | trackbacks(0) | 23:52 | category: 随筆 |
# 「お水取りに」
JUGEMテーマ:趣味・日常生活


 
 
   
   
   お水取りに
 
 
 
                                  
    =================================================================
 
 
   
 
    
   さて、お水取りである。
 
   きのう6日が啓蟄でした。
 
   日めくりをめくる度に本格的な春の到来の足音を確実に感じ
   ます。
 
   啓には「ひらく」、蟄(ちつ)は「土中で冬ごもりしている
   虫」の意味があって、冬眠していた虫が大地が暖まるととも
   に、春の訪れを感じて、穴から出てくるですね。
 
   菰(こも)はずしを啓蟄の恒例行事にしているところが多いの
   だそうです。
 
   そんな日々の移ろいの中で、12日の深夜には東大寺二月堂
   のお水取り。
 
   お松明(たいまつ)の燃え盛る火のあかあかとした躍動感にあ
   ふれた姿は実際にではなくとも、目にされた人も多いと思い
   ます。
 
   ぜひ、この目で拝見したいものだと念じているのですが。
 
   以前ご紹介させていただいた
「水底の棺」(中川なをみ/作
   村上豊/絵 くもん出版/刊)にもお水取りの場面が登場しま
   した。
 
   奈良の人々にとって春の到来を待ちわびる大事な行事の1つ。
   二月に修する法会(ほうえ)ということで、正式には「修二会
   」といい、 東大寺盧舎那仏つまりは大仏さまの開眼法要が
   行われた752(天平勝宝4)年以来一度も途絶えることなく今に
   続いているというのですからから驚きの何者でもありません。
 
   二月堂の名もここから呼ばれるようになったといいます。
 
   修二会に参加することを「参籠(さんろう)」といい、参籠す
   る僧侶のことを「練行衆(れんぎょうしょう)」と呼ぶのだそ
   うです。
 
   ところで。
 
   参籠中に練行衆が鬱金(うこん)と茜で染めた和紙を使って椿
   を作り、枝に飾るといいます。この椿を良弁(ろうべん)椿
   といって、この前にも書きましたが、南都の和菓子屋さんで
   はこの花をデザインした和菓子を売っておいでです。
 
   のるまんじいには奈良市内に「鶴屋徳満」というひいきの菓
   子屋がありまして(完全な片思いですが…)、ここの「開山良
   弁椿」を初めて目にしたときは驚きました。そして何故かう
   れしかったのです。
 
    なにしろかわいいのですから。
 
      これもまた随分前のこと、2月の連休あたりだったかに大阪
      に行く用事が連れにあったのですが、半日ばかりぽっかりと
   時間が空いてしまって。つまりほったらしにされた訳です。
 
   さあ、どうしたものかと悩んでいるうちに、ふいっと環状線
   を南に下り、天王寺から大和路線に乗り換えて奈良に出かけ
   たのでした。
 
   電車に乗ってしまえば、小さな旅気分になんかうきうきしま
   す。なぜだかこの時はJRに乗りたかったのです。
 
   ひとつには「大和路線」という優しい響きの路線の名前に引
   かれたのかも知れませんね。
 
   近鉄とは違った経由が楽しいのも、また選んだ理由の1つか
   も知れません。それまでに、近鉄の「大阪線」「南大阪線」
   は経験していたのです。
 
   ちなみに「近鉄」のアクセントは関東風ではなく「キ」を強
   く後はつなげて下げて読みたいものです(笑)。
 
   当時はまだ古の装いをした駅舎のJR奈良駅に着いて、すぐ
   鶴屋さんに出かけたのでした。
 
   目的は以前いただいた「わらび餅」を食べたかったのです。
   でも、残念ながら暑い時分しか作っていないということで、
   生菓子を見ていて「良弁椿」に出会ったのでした。
 
   花びらの形、蘂(しべ)の色の取り合わせのかわいいこと。店
   先でお茶を出していただいて、おいしく頂戴したのです。茶
   席にあう菓子だと思います。
 
   その時は、この「良弁椿」だけが殊更強く印象に残っていて、
   その後どうしたのだったか、興福寺さんの国宝館を訪ねたの
   だったか、さっぱり思い出せないのです。
 
   もしかしたら冗談ではなく奈良までお菓子1つを求めて行っ
   て、それで満足して踵を返したのだったかも、です。
 
   今は昔の話です。
 
 
   では、みなさま。
 
   ごきげんよう。
 
 
 
 
   =================================================================
 
 
 
 
 
    東大寺 公式ホームページは
 
 
 
     
http://www.todaiji.or.jp/
 
  
 
 
    お水取りについて
 
 
      
http://www.kcn.ne.jp/~narayama/omizutori/shunie.html
 
 
 
 
    お水送りはどうですか
 
 
     
http://www.city.obama.fukui.jp/maturi/omizu.htm
 
 
 
 
    奈良国立博物館 お水取り
 
 
 
      
http://www.narahaku.go.jp/exhibition/2014toku/omizutori/2014omizutori_index.html
 
 
 
 
 
     鶴屋徳満のホームページは
 
 
 
     
http://www.tsuruyatokuman.co.jp/
 
 
 
 
      
    
   
 
      
   ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
   ==============================================================

 
| comments(0) | trackbacks(0) | 19:50 | category: 随筆 |
# 「麺屋 ZETTON」
JUGEMテーマ:趣味・日常生活


 
 
   
   
   麺屋 ZETTON
 
 
 
                                  
    =================================================================
 
 
   
 
    
   きのうから3月。
 
   早いものですね。そんな3月の初めの日でしたが、まあ雨も
   風もどちらも負けずにその勢いの強かったこと。
 
   思わず外へ出るのを躊躇ったほどでした。
 
   でも。
 
   だからこそ、がんばってみようと。
 
   西武新宿線の新井薬師駅南口からすぐの麺屋ZETTONさ
   んに顔を出してきました。
 
   何しろこちらのお店、ツィッターをフォローしてくれている
   のでいつか行ってみなきゃと、そう思っていたのです。
 
   はっきり言って、ラーメン音痴ののるまんじいですから、み
   なさんの前でああだこうだ言えるレベルにはありません。
 
   前情報もなくいきなりの闖入です。
 
   今は食券制のお店おおいですね。
 
   おそらく一番オーソドックスなのだろうと思われる「まぜそ
   ば」の中を注文。
 
   詳しくはのるまんじいのそれよりもブログ『ライダーのラー
   メンと共にある日々』をお読みください。
 
 
   こちらの記事がいいですね。

 
    http://riderman.cocolog-nifty.com/ramen/2014/12/post-d2c9.html
 
 
 
   のるまんじいは、「まぜる」作業の食べもの好きですから、
   結構美味しくいただきました。 
 
   ただ、初老のおっさんにとってはどうかなあ。若い人向きの
   ような気がします。
 
   ただし、ラーメン好きな方は別ですよ。
 
   ツィッターが結んでくれた“縁”とでもいうのでしょうか。
 
   これからもそんな“縁”を求めてのこのこ出かけてみたいと
   思った雨の日曜日でした。
 
   みなさんにとってはどんな3月1日だったでしょうか?
 
   では、みなさま。
 
   ごきげんよう。
   
 
      
   ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
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