まあやんの 徒然なる日々

お薦めの本の紹介と移ろいゆく日々の中から目にしたことを綴るブログです
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# 「人生はふんどし1枚で変えられる」
 
JUGEMテーマ:オススメの本



 
   【こんな一冊の本】
 
 
 
 
       人生はふんどし1枚で変えられる   
 
 
 
 
 
                 中川 ケイジ/著
 
 
 
 ==============================================================



  ビジネス書である(と、思う)。

  
以下はいつもの如くの出だしが、そこはお許し願いたい。
 
  
「日本のエアポート PHOTO BOOK」を先日ご紹介させ
  ていただだいたが、その本を図書館へ返却しに行ったときに新
  刊・注目本のコーナーにこ
ちらを向いて置かれていたのを目に
  したのが本書『人生はふん
どし1枚で変えられる』との出会い
  だった。

 
  いたって地味な装丁である。
 
  白地に黄緑のゴジックで3行に亘って
 
        
      人生は
 
 
        ふんどし1枚で
 
 
           変えられる
 
  とあった。
 
  そこは“ふんどし”だから「おや〜」と思いながらも、何か内
  心
照れのようなものが起こって1度はスルーしたもののやっぱ
  り気
になって手に取るのるまんじいだった。
 
  さらっとめくれば、風にそよぐ色鮮やかな透ける布たち。そし
  て
これまた彩り豊かな色違いのチェック地の紐たち。それが何
  であ
るかはさすがにすぐ理解できる。
 
  次をめくると。
 
 
  サラリーマン時代、僕はうつになりました。
 
 
  1ページをたったこれだけの文字が占めている。
 
  ありゃ〜?
 
  もしかして「重い」のかい?これが正直な気持ちだった。
 
  確かに表紙裏の扉には
 
   
      人生を変えるきっかけなんて
 
 
      どこにあるかわからない。
 
      
      幸せに働くコツ、ここにあります。


  
と、あった。

  
引用が長くなってしまうが、著者の中川さんお許しあれ。
 
 
            (前略)


  
僕は、決定的に、サラリーマンに向いていませんでした。
 

            (中略)


  
朝起きると、パジャマがチョコレートだらけになっていたこ
  もありました。夜中に起き出しアイスをバリバリ食べてい
たと
  いうのです。

 
  これもうつの症状でした。
 
 
  誰がこの中川氏の告白を笑えようか?生きにくい人生を未だに
  とぼとぼと歩いているとそう思っているのるまんじいにはひし
  ひしと著者の苦しみの日々の呻き声が聞こえてくるように思え
  た。
 
  本書を手にした頃、今からほんのわずか前も「組織」というそ
  のものがのるまんじいには合っていないんだ、そう思う日々を
  過ごしていた時だった。どうやったら上手く生きられるんだろ
  うか、そう悩んでいた。
 
  だから。
 
  勝手だけれど、著者の中川氏に親しみを感じてしまったのだっ
  た。
 
  さらに著者・中川氏は
 
 
  そんな時出会ったのが「ふんどし」です。

 
    ふんどしを締めれば自信が持てる
    ふんどしを締めれば運気が上がる
 
    わらをもつかみたい、苦しさの中にいた時
    そう言ってふんどしをすすめてくれた人がいました
 
    初めて締めたふんどしは、とてもとても快適でした。
    通気性と包み込まれるような安心感。
 
    本能が直感しました。
    僕はこのふんどしを日本中、世界中に広めていくんだ。
    これをビジネスにして、起業するんだと。
 
           (中略)
 
    大切な家族や仲間、応援してくれる人がいる人生の素晴ら
    し
さを伝えたいと思いました。
 
 
           (後略)


  
と、記している。これだけで十分伝わってくるように思うが、
  苦悩の始まり、そしてどん底、転機が訪れるきっかけ。さらに
  悶え。そして成功への道、と綴られていく。
 
  章立てを軽くご紹介しよう。
 
 
    第1章  仕事のできない男
 
    第2章  運命的なふんどしとの出会い
 
    第3章  うつの発症
 
    第4章  たった1人での起業
 
    第5章  おしゃれなふんどし SHAREFUN誕生
 
    第6章  パンツを捨てて、ふんどしを仕掛ける!
 
    第7章  広がりはじめた「ナイスふんどし!」
 
    第8章  ふんどしブーム前夜
 
    第9章  そしてそれから


  
このようになっている。

  
のるまんじいのようにまだまだ苦しみが癒えておいででない方
  にはぜひご一読をお薦めしたいと思う。

 
  「ふんどし」というと、どうも老若男女を問わず、違った理由
  
であったにせよ、少しばかり引き気味になるのではないだろう
  
か。
 
  それというのも、「六尺褌」のあのイメージが強いように思う。
 
  演歌界の大御所北島三郎さんの代表作の1つに挙げられる、な
  かにし礼作詞の『まつり』を思い浮かべる方も多いと思う。
 
 
 
      男は祭りをそうさ かついで生きてきた
      山の神 海の神 今年も本当にありがとう
      白い褌 ひきしめた
      裸若衆に雪が舞う
      祭りだ 祭りだ 祭りだ 豊年祭り
      土の匂いのしみこんだ
      伜その手が宝物


  
そしてまた「鬼太鼓座」や「鼓童」の方たちの大太鼓を演奏す
  
る筋肉質の六尺姿を頭に浮かぶだろう。
 
  すると。

  
あんな風にきちっと結ぼうとするとかなり修練が要りそうで、
  
まず無理だなと。

  
しかしながら。

  
中川氏はこの「六尺」ではなくて、もっと簡便に結べる、所謂
  「越中ふんどし」を世界中へ広めようとなさっている。
 
  この越中ふんどしと中川氏が初めて出会ったとき、こんなメリ
  ットを教えられた。
 
  ゴムで締めつけないから、血やリンパの流れがスムーズになる
  のだと。
 
  これを初めて締めた感想は上記の通りで、だったら究極の素材
  「風のリネン」をと京都の老舗メーカーを動かし、やがて商品
  化されていくのだった。
 
  リネン――
 
  麻の一種で亜麻と呼ばれるもので、肌触りがよく汗の吸水と発
  散性、抗菌力や防臭効果も優れているのだ、そうだ。
 
  「ステテコ」だって売れたんだから、「ふんどし」だってと。

  
大事なところを包むのだから、これぐらいの心遣いがあっても
  
いいのではないかとのるまんじいは思った。

  
日本人には、日本海流に乗って南からやってきた「海洋民族」
  のDNAが受け継がれているはずだ。

  
今でこそ男性の下着は「トランクス」「ボクサー」「ブリーフ
  
」とすべて北方系の流れにある「穿(は)く」形のものが占めて
  
いるが1世紀前ぐらい前までの日本では、「つける」形の南方
  
系の「ふんどし」がもっと普及していた筈だ。ただ、専門外な
  のでこれ以上は「プロ」にお任せしたいが。

  
ともかく。

  
中川氏が主宰する「日本ふんどし協会」のHPなどを観ても、
  
おしゃれである。

  
和服をもっと着る機会を増やしたいと願っているのるまんじい
  だから、こんなおしゃれで上質な「SHAREFUN」だった
  らチャレンジしてみたい、そう思った。きっとあうに違いない。
  「六尺」は無理だと諦めていた。あれはまた違った芸術的領域
  だと思う。

  
古来日本人は“見えないところ”におしゃれをしてきた。

  
だから…。

  
のるまんじいにとって、あとは、値段の問題だけだ(苦笑)。

  
のるまんじいも、“自信”が持てて、“運気”が上がるように
  したいわさ。

  
みなさんが本書を「ビジネス本」として読まれようと、「服飾
  
本」としてでも、「自己啓発」本であっても、はたまたそれら
  
と違う読み方をされようともそれは「自由」だと思う。

  
一般向け。書く前は、もう少し「他人のふんどしで相撲を取る
  」「ふんどしを引き締める」といった諺とか、「SHARE」
  
が“洒落”と“シェア”につながると著者が書いておられたの
  で、江戸時代のふんどしのレンタルなどを使って書こうかと思
  ったが、然(さ)にあらずという結果になった。男性のみならず
  
女性の方にもご一読をお薦めしたい。
 
   
 ==============================================================
 
 
 

      おしゃれなふんどし SHAREFUNです。

 
 
 
       
http://sharefun.jp/



     日本ふんどし協会のオフィシャルサイトです。
 
 
 
       
http://www.japan-fundoshi.com/
 
 
 

     「まつり」です
 
 
       
http://www.youtube.com/watch?v=FcGijp6QR7M
 
 
 

       「鬼太鼓座」は
 
 
       
http://www.ondekoza.com/
 
 
 

     「鼓童」は
 
 
      
http://www.kodo.or.jp/index_ja.html
 
 
 

   ==============================================================
 
 
 
 
 
        人生はふんどし1枚で変えられる   
 
 
 
 
 
                 中川 ケイジ/著
   
 
         
      
            2014年1月 初版 ディスカヴァー・トゥエンティワン刊
             
 
 
 
           ディスカヴァー・トゥエンティワンのホームページは

 
 
          
http://www.d21.co.jp/
     
   
 
   

   ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
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# 「足りないくらいがおもしろい  山本さんの愉快な家事手帖4」
JUGEMテーマ:オススメの本

 

 

 

  【こんな一冊の本】

 

 

 

        足りないくらいがおもしろい    

 

 

      〜山本さんの愉快な家事手帖4〜

 

 

 

 

                 山本 ふみこ/著

 

 

   
 ================================================

 

   

   

 山本さんは言う。

 

 足りないことのおもしろいのは、そこにたのしみやら、贅沢や
 がひそんでいるところです。それは、どういうたのしみか。
どん
 な種類の贅沢か。そういうことごとを、この本のなかにい
くつか
 みつけていただけたなら、どんなにうれしいかなあ、と
思います。 

 

     そこでひょいっと頭に浮かんできたことばが

 

  「吾唯知足」――われ、ただ足るを知る

 

 だった。そのことばを彫った蹲踞(つくばい)が石庭で名高い
 都の龍安寺に今も伝えられている。(但し、観光客が目にし
てい
 るそれは複製なんだそうな、知らなかった)。何でも水戸
のご老
 公、徳川光圀が寄進したといわれる。

 

 この「吾唯知足」ということばは孔子のことばであるらしく、
 風ではないのだと聞いたことがある。ただご老公らしいかし
らと
 思わせる気がする。龍安寺さんは、そこのところをHP
でこう解
 説している。

 

 「吾唯足知」(龍安寺さんでは、こう書いている)ということ
 は、釈迦が説いた「知足のものは、貧しといえども富めり、
不知
 足のものは、富めりといえども貧し」という「知足」の心
を図案
 化した仏教の神髄であり、また茶道の精神にも通じる。

 

 のるまんじい風に解釈すれば、このことばには“不足”で、た
 えあったとしても、まあそこのところを「足らない、足らな
い」
 と騒がずに己が力量においては、今の状況下では「足りて
いるの
 だ。それで十分なのだ」と思うべし。そういったところ
のような
 気がする。賢人というものは、些細なことでがたがた
しないもの
 だ。そんなふうにも思える。「おっちゃん、そんな解
釈あきませ
 んで〜」と言われるかも知れぬが。  

 

 これと先に挙げた山本さんの「足りないことを楽しむ」とでは
 いに違うのだ。「足りないこと」をこちら側から積極的に楽
しも
 うというのだ。あわよくば自分の方から“足りない”環境
を作り
 出してしまおうというのだ。

 

 こういう考え方って、おもしろいと思う。この本を読んでいて、
 “納得”“同感”“驚嘆”“感嘆”といった場面に何回出会った
 
たことだろう。こういう思いを抱くのは。“年のせい”だか
 あるいは山本さんと“同年代かそれに近そう”?だか
らかとも思
 える。それとも幸いなことに同じような感覚を持ち
合わせている?
 のめりこんだら、ぐいぐいっと引きずり込まれ、
最後まで「おも
 しろい〜」の連続だった。

 

 ともかく、中をのぞいてみていただくことにしよう。

 

 他人(ひと)の家(うち)の冷蔵庫の中がどうなっているのか
 よっぽど興味があるらしくテレビ番組で「中を拝見〜」とレ
ポー
 ターがやることがある。「どうぞ、どうぞ」という余裕の
雰囲気
 で見せるタレントだったら、まず間違いなく中はきれい
に、そし
 て見るからに高そうなものをぎっしりとつめこんでい
る。それが
 豊かさの証明であるがごとく。

 

 だがこう書くと、うぬぬ、これは“持たざる者の妬み”ではな
 かと言われそうである。それが、山本さんの考えでいくとこ
うな
 る。

 

 むすめさんが友だちの家に遊びに行って、何かの拍子にそこの
 宅の冷蔵庫の中を見てしまった。(事実は見えてしまった)

 

 「食べものがぎっしり入っているの。お菓子もジュースもたく
 ん」うっとりした表情でそう言ったのだとか。(まるでグレ
ーテ
 ルがお菓子の家を見つけて、もう取りかかっている時の乙
女チッ
 クな表情が浮かんできた)

 

 筆者曰く「そうかそうかと可笑しくなる」。なぜ故にか、とい
 ば、うちは「がらん」だもの。うちの「がらん」を、さぞ儚
くさ
 びしく思い返したことだろう、と。その「がらん」の根底
には「
 持ち過ぎれば使いきれない」という思いがあるからだ。

 

 そうなんだ、珍しいスパイスなんぞを勢いで買ったはいいが、
 度使ったきりであとは長〜い眠りを貪らせる始末になること
があ
 るもんなあ。

 

 よく、冷蔵庫の中身の「在庫一掃」とか「大掃除」と聞くが、
 れは入れ込み過ぎが原因なのだ。「あれって、随分前から奥の

 隅に鎮座されてるけど……」なんてね。筆者の家の「野菜室
」の
 写真が載っているが、それにはもうただただ「脱帽」のの
るまん
 じいであった
。本当に「がらん」なんだもの。

   

 また、筆者は「じゅうぶんよりも、不足のほうがおもしろい」
 語る。うぬぬ、「不足の達人」だな。

 

 さらに。

 

 いつもならとうにサヨナラを告げている時期なのに、ぐずぐずと、
 別れをのばしてしまった。

 

 これだけだと、なんのこっちゃさっぱりわからないよねえ。

 

 続けて。

 

 来年、また会うときのときめきを失うのは、困る。

 

  「サヨナラ、きゅうりさん」

 

 何だ、きゅうりのことだったんかい!(そう言ってはいけない
 だ)それにしてもきゅうりクンから“旬”を取り上げてから
どれ
 くらい経っただろうか。きゅうりクンは1年中スーパーに
は並べ
 られているし、サラダやサンドイッチの中の“具”の定番
として
 切れることはないはずだ。

 

 ところがどっこい、筆者は“旬”を大切にしている。くそ暑い
 んかん照りにも負けず成長したきゅうりのあの姿は力強い。
支柱
 に蔓を巻きつけたもの、地面を這いずっているもの、ぐん
とひん
 曲がりながら、トゲトゲで身をいからせて。そう思うと
やはりき
 ゅうりは夏野菜という気がしてくるね。

 

 その年のきゅうりと筆者の最後の関わりはピクルス作りと山本
 んは決めている。うーん、自家製のピクルスいいねえ。おす
そわ
 けしてくださらないかしらなどと妄想の世界に入って行く
のであ
 った
()

 

 それから。

 
原稿3本、挿絵3点というのがある日の仕事だった。

 

 ――まかせといて。

 

 それがいざとなったてんでだめ。考えがまとまらない。

   

 頭が…。頭がからっぽ。と、いう感じ。あせっている。

 

 ――ヤツがきたんだな。  ヤツ、「カラッポマン」。

 

 「こういうときにゃ、からっぽを楽しむのが、得策と思われま
 わん」
(のるまんじいの味つけがしてあること、お許しあれ)
と、
 演説。こういうときは――寝る。ひたすらに。

 

 そして、最後の引用。

 

 あるとき長女に「普通ってなんだろね」と訊かれた。筆者自身
 かつて自分を「変わり者」呼ばわりすることで救われた。自
分の
 意見や好みが、少数派であることに愕然としても気楽にな
った。
 そんなあるとき、社会人の長女から訊かれたのだった。

   

      (あの人も「普通」と戦っていたんだなあ)と、筆者は驚く。でも、
 変わり者になってしまえば、モノとのつき合い方が見えて
くるは
 ずだ、と結論づける。

 

 日常のありふれた風景を切り取って、それをブログにアップし
 きたものを書籍化したのが、この「山本さんの愉快な家事手
帖」
 だそうだ。

 

 今回はこんなにというぐらいに波長があったように思う。文章
 の「言い回し」や「読点」の打ち方をみて、似てるなあと思
った。
 (筆者には失礼かも知れないが)

 

 ちょっとこころが疲れちゃったかなとか、何か読みたいけどと
 う方には、特にお薦めしたい。

 

 一般向け。女性向きと言われるかもしれないが、男性諸氏にも
 に取っていただきたい1冊である。ご一読をお薦めさせ
ていただ
 く。      

 

 

    
 ================================================

 

 

 

 

        足りないくらいがおもしろい    

 

 

      〜山本さんの愉快な家事手帖4〜

 

 

 

 

                 山本 ふみこ/著

   

 

         

      

           2011年3月 初版 オレンジページ刊

             

             

 

 

            オレンジページのホームページは

 

      http://www.orangepage.net/

 

     

  

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